「慣れ親しんでいるチームの中だけだと新しいものを生み出せない」
「まだ全然満足していない。もっと面白いものが撮りたい」。60歳になっても挑戦を続ける是枝裕和監督
密着取材とインタビューで迫ります。 https://t.co/iUlRGKdUeu— NHKニュース (@nhk_news) July 2, 2022
是枝裕和監督は、60歳になっても挑戦を続けています↑↑↑
是枝裕和監督は、2018年に『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを受賞しました。
日本人監督としては、『地獄門』の衣笠貞之助（きぬがさ ていのすけ）、『影武者』の黒澤明（くろさわ あきら）、『楢山節考（ならやまぶしこう）』と『うなぎ』の今村昌平（いまむら しょうへい）に続き、史上4人目、21年ぶりの受賞となりました。
加えて、是枝裕和監督は、2022年5月27日に「ベイビー・ブローカー」のソン・ガンホに「第75回カンヌ国際映画祭」男優賞を受賞させると共に、本作品はコンペティション部門に正式出品されました。
この是枝裕和監督の最新作で、初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』「赤ちゃんポストを巡る物語、ソン・ガンホら出演」が、日本で2022年6月24日(金)に公開されますね。
そこで、今、国際的な日本人の映画監督の第1人者として、輝かしい実績をあげている是枝裕和監督について、調べてみました。
是枝裕和監督の生年月日や出身や学歴や生い立ちや経歴等のプロフィールは？
是枝 裕和（これえだ ひろかず）
■青年月日
・1962年6月6日生まれ
■出身
・東京都練馬区出身。
■職業
・日本の映画監督、脚本家、ドキュメンタリーディレクター、映画プロデューサー。
■学歴
・東京都立武蔵高等学校卒業、
・1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。
・早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授、
・立命館大学産業社会学部客員教授。
■現在
・ドキュメンタリー出身の映画監督として知られ、国内外で高い評価を受ける日本人監督の一人である。
■生い立ち
・東京都の練馬区に生まれ、9歳から清瀬市の清瀬旭が丘団地で過ごしました。のちに旭が丘団地は『海よりもまだ深く』の主人公の実家として撮影場所にも使われました。
鹿児島県生まれで奄美大島に渡った曽祖父、奄美生まれで台湾に渡った祖父、台湾生まれでシベリア抑留を経験した父という家系に生まれました。
・母親が映画好きだったため、幼いころから池袋の映画館でさまざまな映画を鑑賞しました。
TV作品ではウルトラマンやウルトラセブンに描かれた怪獣や宇宙人に差別や戦争のメタファー※１を託した名作たちに影響を受け、萩原健一（はぎわら・けんいち）のファンでもあり、萩原主演の『前略おふくろ様』や『傷だらけの天使※２』（1974年）に一番大きな影響を受けたと語りました。
アルフレッド・ヒッチコックの『鳥』にも衝撃を受け、『鳥』をみた翌日に道で鳥を見かけ怖いと感じるほど衝撃を受けました。
1972年ミュンヘンオリンピックの男子バレーボールの金メダル獲得に感動し、中学・高校とバレーボールに没頭し部活では部長を務めていました。
物書きになろうと、早稲田大学第一文学部文芸学科に進学するが、大学に入学してすぐにフェデリコ・フェリーニの映画を観て衝撃を受け、大学よりも映画館に足を運ぶ日々が続きました。
特に早稲田の近くにあったACTミニ・シアターは年会費1万円でフリーパスで映画が観られたため毎日通っていました。
シナリオ文学にも熱中し、ビルの警備や福武書店のバイトを掛け持ちでやりながら、バイト代は倉本聰（くらもと・そう）、向田邦子（むこうだ・くにこ）、山田太一（やまだ・たいち）、市川森一（いちかわ・しんいち）のシナリオ集を揃えるのに当てていました。
大学では岩本憲児（いわもと・けんじ）に師事し、卒論は創作脚本を書きました。
※１：メタファ：隠喩
■経歴
・1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、番組制作会社テレビマンユニオンに入社する。主にドキュメンタリー番組の演出を担当します。
・ドキュメンタリー1作目となった『しかし… 福祉切り捨ての時代に』では、生活保護を打ち切られた女性と福祉に尽力しながらも水俣病和解訴訟の国責との板挟みで追い込まれた厚生官僚の山内豊徳の逝去、別々に起きた2人の逝去の背景にある福祉の問題を追いました。
1991年(フジテレビ)ギャラクシー賞優秀作品賞を受賞。
・すぐに次の番組作りの声がかかると、是枝が3年前から密かに一人でホームビデオ片手に密着を続けていた長野県の小学校のドキュメンタリー『もう一つの教育〜伊那小学校春組の記録〜』の放送が決まる。
この作品は教科書を使わない総合学習に取り組む小学校の子供たちが仔牛の飼育をする3年間の成長記録で、1991年フジテレビATP賞 優秀賞（一般社団法人全日本テレビ番組制作者連盟賞 優秀賞）を受賞。
映画監督となった後も、これらドキュメンタリー制作の経験によって、映画でも一般の人たちの暮らしに寄り添うものを作りたいと考えるようになる。
・2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。
・2018年にパルム・ドール受賞しました。
高齢者所在不明問題や万引きで生計を立てる家族など、実際に日本で起きた事件から着想を得て『万引き家族』を制作しました。
この作品で第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを受賞しました。
日本人監督としては、『地獄門』の衣笠貞之助（きぬがさ ていのすけ）、『影武者』の黒澤明（くろさわ あきら）、『楢山節考（ならやまぶしこう）』と『うなぎ』の今村昌平（いまむら しょうへい）に続き、史上4人目、21年ぶりの受賞となりました。
パルムドール受賞により国内でも興行収入46億を超える大ヒットを記録しました。
アカデミー賞でも日本映画としては2008年の『おくりびと』以来となるアカデミー国際長編映画賞候補となり、フランス版アカデミー賞とされるセザール賞では黒澤明（くろさわ あきら）の『影武者』以来、約40年振りに日本映画としての外国映画賞受賞を果たしました。
・2019年に海外進出し、カトリーヌ・ドヌーヴやジュリエット・ビノシュらをキャストに迎え、撮影監督のエリック・ゴーティエらとともに全編フランスで撮影した映画『真実』を発表しました。
この作品は2011年にジュリエット・ビノシュに「何か一緒に映画を撮りませんか？」と誘われたのがきっかけで8年の構想かけ実現に至りました。
本作は2019年に第76回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門でオープニング作品として上映され、日本人監督として初の快挙となりました。
・2021年には、是枝裕和監督は、『ベイビー・ブローカー（2022年6月24日、日本公開）』で初めて韓国映画の監督を務め、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、さらに『空気人形』でもタッグを組んだぺ・ドゥナといった韓国の映画俳優が出演しました。
ソン・ガンホは本作で、2022年5月27日にフランスで開催中の「第75回カンヌ国際映画祭」男優賞を受賞し、韓国人俳優としては初の快挙となりました。
特に、作品「ベイビー・ブローカー」が、「第75回カンヌ国際映画祭」において、コンペティション部門に正式出品されました。
是枝裕和監督の下記、6作品と上述した『傷だらけの天使※２』（1974年）は全て、U-NEXTの31日間無料トライアルで見放題できます！ここから申し込めるよ！
是枝裕和監督の『万引き家族』（2018年）
・是枝裕和監督が悪いことでしかつながれなかった家族の絆と社会の歪みを描いた人間ドラマ
・再生(120分)
・見どころ
人と人との関係が希薄な時代に、“家族のつながり”とは何かを問う衝撃の感動作。
温かい家族の幸せを、善意や社会のルールが壊していく展開に胸が締めつけられる。
・ストーリー
治たち家族5人は祖母の年金を頼りに、足りないものは万引きで賄いながらも、笑いの絶えない日々を送っていた。
ある冬の夜、治と息子・祥太は近隣の団地の廊下で震えていた幼いゆりを見つけ、家に連れ帰る。
治たちは傷だらけのゆりを娘として育て始めるが…。
・ここがポイント！
是枝監督の特徴的な演出である脚本を渡さず、口頭でせりふを伝える演出法により、子役たちの自然な振る舞いや安藤サクラの熱い落涙など、印象的な演技を引き出している。
是枝裕和監督の『三度目の●●』（2017年）
・福山雅治、役所広司、広瀬すずの豪華共演で描く心理サスペンス
・再生(124分)
・見どころ
家族ドラマを手掛けることが多かった是枝裕和監督。
だが、今作では一転、怖いシーンなども織り込まれた、法廷を舞台にした濃厚なドラマを描いている。
・ストーリー
解雇された工場に火をつけた容疑で起訴された三隅。
犯行を自供し、前科もあった三隅の有罪はほぼ確実。
弁護を担当することになった重盛は、懲役刑に持ち込むため調査を始めるが、調査を進めるにつれ、重盛の中に違和感が生まれていく。
是枝裕和監督の『海街diary（うみまちダイアリー）』（2015年）
・綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが、鎌倉の一軒家で暮らす美人姉妹を好演しました！
・再生(127分)
・見どころ
「そして父になる」の是枝裕和監督が、吉田秋生の人気コミックを実写映画化。
鎌倉の祖母の家で暮らしていた三姉妹と腹違いの妹が生活を共にすることで育んでいく絆を描きました。
・ストーリー
鎌倉で暮らす幸、佳乃、千佳の三姉妹は、生き別れた父親の葬儀で、異母妹のすずと出会います。
幸は身寄りのなくなったすずを家に引き取ることを提案し、鎌倉の家での共同生活が始まります。
しかし、幸たちの母親が現れたことから、四姉妹の生活に波風が立っていきます。
是枝裕和監督のホームドラマの『ゴーイングマイホーム』（2012）
・是枝裕和脚本・監督による、クスッと笑えてちょっと不思議なホームドラマ
・#1再生(58分)
・見どころ
旅先で倒れた父の思いも寄らぬ行動を知り、価値観が揺らぎ始める主人公を阿部寛が演じます。
人々のおかしみやぬくもり、心の痛みが爽快かつ奥深い味わいで描かれています。
・ストーリー
坪井良多は、家でも会社でも板挟みのどこか居場所のないサラリーマン。
ある日、疎遠になっていた父が倒れたことをきっかけに、彼の“それなりに幸せ”だった人生に異変が起きてしまう。
何と、倒れた父は生まれ故郷の伝説の“小さな生き物”を探していたといい…。
・ここがポイント！
山口智子、宮﨑あおい、西田敏行ほか、豪華俳優陣が共演しました。
是枝裕和監督のヒューマンドラマの『そして父になる』（2013）
・乳児の取り違いを6年後に知らされた二組の親子。
その絆や葛藤を描くヒューマンドラマです。
・再生(120分)
・見どころ
「誰も知らない」など人間ドラマの名手・是枝裕和監督が、乳児取り違いを題材に「家族とは何か？」を描く。
福山雅治が血のつながりか築いた絆かで葛藤する父親を熱演しました。
・ストーリー
大手建設会社に勤務するエリート会社員・野々宮良多は、仕事も家庭も順調で、何不自由ない幸せな生活を送っていた。
そんなある日、病院から連絡が入り、良多は6年間愛情をかけて育てた息子・慶多が、赤ん坊の時に取り違えられた他人の子だと告げられます。
・ここがポイント！
第66回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門審査員賞を受賞しました。
是枝裕和監督のドキュメンタリー『大丈夫であるように －Cocco終わらない旅－』（2008年）
・『万引き家族』の是枝裕和監督が孤高の歌うたい・Coccoの旅を追ったドキュメンタリー
・再生(107分)
・見どころ
野外フェス「ライブ・アース」でジュゴンのことを語り、歌うCoccoの姿に心動かされた是枝監督が、彼女の旅に密着しました。
はかなく、強く、温かいCoccoのメッセージが胸を打ちます。
・ストーリー
独自の感性と唯一無二の存在感を放つCocco。
沖縄の米軍基地移設予定の海に現れたジュゴンに喚起された彼女は、「ジュゴンの見える丘」を発表しました。
そんな折、核再生処理施設のある青森県・六ケ所村に暮らすファンから手紙が届き、Coccoは北へ向かいます。
是枝裕和監督の生年月日や出身や学歴や生い立ちや経歴等のプロフィールは？のまとめ
■1962年6月6日生まれ、東京都練馬区出身。
■日本の映画監督、脚本家、ドキュメンタリーディレクター、映画プロデューサー。
■東京都立武蔵高等学校卒業、1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。
■早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授、
■立命館大学産業社会学部客員教授。
■ドキュメンタリー出身の映画監督として知られ、国内外で高い評価を受ける日本人監督の一人でです。
■是枝裕和監督は、2018年に『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを受賞しました。
日本人監督としては、史上4人目、21年ぶりの受賞となりました。
■是枝裕和監督は、2022年5月27日に「ベイビー・ブローカー」のソン・ガンホに「第75回カンヌ国際映画祭」男優賞を受賞させると共に、本作品はコンペティション部門に正式出品されました。
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